おひさまキラキ
お便りと予定
3月のお便り

小学校までに身に付けたい3つの自立
先日、むぎの穂第二保育園で育児講演会がありました。講師は、保育アドバイザー、

国際モンテッソーリ(AMI)公認教師の深津高子先生でした。子ども達の自立に向けて、

分かりやすくお話いただきましたので、概要をご紹介いたします。

〈3つの自立〉
・カラダ(身体的)自立―自分で自分の世話ができる (例)排泄、着脱、食事
・ココロ(精神的)自立-安心感がある
・アタマ(知的)自立-自分で考える、自分で決める、意見を言う、反対意見を言う


子ども達は、周りの環境から自己構築の材料を選び、身近な人の言葉や行動を取捨選択することなく、吸収していきます。いつも同じ場所、同じ行動パターン、コロコロと変わらない「秩序のある生活」が、安心感と自信をもたらします。

自立を育むためには
・歩けるようになったら、抱っこをやめて歩かせましょう。
・その子ができるお手伝いをすることで、家族やクラスの一員にする。
・没頭できることを見つけ、集中して繰り返している時は、声をかけず見守る。
・本物に触れる。思考は五感の上に成り立ち、知性を育みます。
・よりも認める。「すごい」「上手」ではなく、「○○ができたね」と事実を認める

 言葉かけをする。
・ダメを減らす。毎日言われ続ける子は、消極的になります。危険物や触れられたくない
 ものは手の届かない場所に置くか、違う部屋で使う工夫をする。
・AかBかを選ぶ習慣を与え、選んだ結末も大切にする。選んだものは、あなたに責任が
 あると、小さい時から伝える。
・「失敗は友達」です。大人が何でもしてあげるのではなく、子どもにさせてあげ

 ましょう。完璧主義は子どもを苦しめます。

 その結果、失敗を隠すようになり、嘘をつくようになってしまいます。
・「自由と制限」を与える。「あなたの自由はここまで」と伝える。
(例)「ごはんを食べる自由はあるけど、座って食べようね。」

子ども達には、内なる教師がいます。自分の発達を決め、成長させるのは

子ども自身です。私達大人が、環境を整え、子ども達にゆったりと関わり、見守ってあげることで、子ども達は成長し、自立を身に付けることができるのです。


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[4月の主な予定]
   8日 入園式クラス懇談会

聖書の言葉

         神を信頼し、いつも主のことに思いをはせる者を、神は何の心配もないように守ってくださいます。                  (イザヤ書 26:3)