おひさまキラキ
お便りと予定
1月のお便り

10年後、20年後のこどもたちのために

 

2024年オーストラリア議会で子ども達が健全に成長するために16才未満の子どもたちによるSNSでの過剰な活動を制限し、リアルなコミュニケーションや学習に集中できる環境を整えるためにソーシャルメディアの利用を全面的に禁止するという前例のない法律を承認しました。

 子どもたちにとってSNSの過剰な利用は自己肯定感の低下、うつ病、不安障害などメンタルヘルスに大きな影響を及ぼす可能性があり、ネットいじめやオンラインハラスメントは、子ども達に深刻な心理的ダメージを与えています。また、SNSを通じ子ども達が犯罪に巻き込まれるケースは後を絶ちません。この様な法案のない日本では「子どものSNS利用に歯止めをかけるのは親の役目」になってきます。子ども達をSNSから救うための乳幼児からメディア依存にならないための予防をお伝えします。

 

★親子で豊かな豊かな時間を過ごしましょう★

子どもと会話を楽しんでいますか?子どもの話を聞いて、言葉のキャッチボールを!

生活の中で言葉は育っています。赤ちゃんにも話しかけてください。授乳中は、赤ちゃんと目と目を合わせ、語りかけることで赤ちゃんの安心感と親子の愛着形成が育まれます。

また、「アーアー」「ウーウー」などの声を出した時にはできるだけ応え、相手をしてあげましょう。意味のある単語は1才半頃に出るようになります。それまでは、赤ちゃんは「言葉の貯金」をしています。言葉が話せない赤ちゃんに、積極的に話しかけることが言葉の発達にはとても大事です。その為にも、特に2才までは子どもにテレビやスマホ、タブレットなど見せることは控え読み聞かせをお勧めします。

 

遊びという経験の中で子どもは育ちます。自分の身体をコントロール出来るようになり、人、自然、物との実体験を通し、子どもの様々な能力が育ってきます。大人をまねたごっこ遊びやお手伝いも心身の発達を促します。特に、お父さんやお母さんなどと同じものを見て共感してもらうという体験は自己肯定感を育て、心の発達の基礎になります。

 

乳幼児期は心と身体の基礎作りの大切な時期です。自分を信じる気持ちや思いやり、体力、運動、能力を育てるには、直接的に人と物に関わることが必要です。大人は子どもにメディアを与え子どもの学ぶ機会を奪わないようにしなければなりません。この時期の子ども達にとって身近にいる大人が人間としてのロールモデルとなります。私たち大人がメディアを遠ざけ活き活きと人、子どもと関わり楽しみながら生活する姿を子ども達に見せることがとても大切です。

 

聖書の言葉
わたしはあなたの祈りを聞き、あなたの涙を見た。
見よ、わたしはあなたを癒す。
(列王記第二 20章5節)

[2月の主な予定]
  3日(月) 豆まき
  7日(金) 体育教室参観(上のクラス)
14日(金)   お別れ遠足(年長児)