みんな金メダル!
10月5日は、幼児クラスの運動会です。コロナがきっかけで変容した縦割りクラスの
行事も、すっかり定着してきました。
運動会や参観などの行事では、家庭とはまた違った子どもの姿を見ることが出来ます。 同時に、他の子どもの姿も見ることも出来ます。
行事は、お子さんの発達や社会性を発見する機会でもあります。
しかし、子どもの中には、人前が苦手な子、また運動が苦手な子もいます。
運動会の日にできることが、すべてではありません。
クラスのAちゃんは、鉄棒があまり得意ではなく、引っ込み思案で、今まで
出来ないことに進んで挑戦するタイプではありませんでした。しかし、出来なくても
へこたれずに毎回元気よく「せんせい、逆上がり手伝って」と挑むAちゃんに大きな
成長を感じました。
B君は、走るのが苦手。「速くないから…」と、苦手意識ばかりで、園庭練習でも一言も喋らず元気がありませんでした。ある日、やたらと部屋を走るので注意すると、
スタートの練習をしている!とのこと。もちろん、部屋で走るのはよくないですが、
B君の心の変化に成長を感じ、嬉しく思いました。
そして、周りの子どもにも変化が。運動やマーチング練習で、思うように出来ずに
頑張っている友達を、馬鹿にすることなく、「がんばれ!」「もうちょっとや!」と
応援したり、「ぼくが教えたる!」と力になろうとする姿が見られるようになりました。
できた時には拍手して、自分のことのように喜ぶようにもなりました。
移行して間もない光組の子達は、お兄ちゃんお姉ちゃんの活動を見て、目を輝かせて 真似っこしています。
皆、どのコースを走るか、演技はどの技をするか、なども全部自分で考えて、
納得のいくものを自分で決めて、お集まりで発表しました。
当日には、見えないこのような練習プロセスの中で育まれる心の成長。
たとえ、当日は泣いたり、嫌がったりしてもどの子も皆、それぞれの成長をしています。「できたこと」だけでなく「お友達と一緒に今日までよくがんばったね」と心の成長も 十分認めて、小さな事でも褒めてあげてくださいね。
人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。 これこそ律法と預言者である。(マタイ 7章 12節)
6(土) 七五三祝会
26(火) 発表会総練習①
27(水) 発表会総練習②